あの時の帰蝶は……きっとただ闇雲に必死だったのだろう……。
気丈に振る舞う中……一心に濃君の事を思い流した一筋のみの涙は彼女がみせたたった一つの弱みに思えた。
あれから私と帰蝶の再会の間に数百年の時が変わってもお互いを求めて守りあうそんな間柄に今でも感じさせる程心から信頼している二人の思いが心でガッチリ絆を結びあえてるように思えた………。
「………分かったわ……!!
でも…………!!!」
「次に会う時は必ず一緒に来てね!!」……と言葉を伝えようとしたのを遮り現代で襲いかかってきた敵が姿を現し再び襲いかかってくる中殿は声をあげた。
「濃………!!!
帰蝶としんがりを務めよ……!!!」
一瞬………濃君も帰蝶も『えっ‥‥‥?』とした感じになり私は「しんがり」の意味がわからず首を傾げた。
「私だけが‥‥しんがりを務めまする!!!」
帰蝶は「しんがり」の意味を知っているのか慌てて声を張り上げた。
「お主らは二人とも濃姫じゃ………!!
どちらかが生き残れば影武者を使ったとして……今後生き延びたとしても狙われよう………!!
二人でこの場のしんがりを務めよ!!!」

