『武士ドルが斬る!?』 〈後編〉



 「そうですわね……。


 確かに……そうですわ…………。


 私から帰蝶に気持ちを話してみます。」



 殿の力強い言葉に背中を押され励まされ深く頷き微笑みを返した。




 「あまり………時間はないぞ………!!」



 殿も私の体をくるりと返して真っ直ぐ向け背中をポンと叩き気付けの一発を頂き背中を押してくれた感触に私は軽く会釈して帰蝶を探す為…屋敷の中に入ろうとした時……視界を遮る熱い風と共に私の横をすり抜けて柱にカッと音を立て炎の矢が突き立てられた。




 一瞬………何がおきたのか分からずただ動揺する私はそのまま立ちすくむ。



 何が起きたのか予想も出来なかったが……私はメラメラと炎が柱に燃え移るのを目の前で見せつけられて雄叫びをあげた。




 「キャッ―――――!!!!!!!!」





 その声にあわせるよう突然……薙刀を持ち武装したW濃が私達の前に姿を現すと同時に素早く帰蝶は私に濃君は殿の前に立ちはだかり構えた。




 「……秀吉の連れか?」




 殿は濃君に訪ねた。




 「いえ………恐らくは……暦の書を狙う者達かと………!!」




 森からも燃えたきな臭い匂いが漂い炎の火柱が雑木林を包み込んだ。