「私の言葉なら??」
殿の言葉に私は賺さず聞き返した。
―――だって………。
帰蝶と濃君には…このまま離れてほしくなかったし……帰蝶に遮られてしまったけれど濃君だって一緒に現代についてきてもらいたかった筈だなんて思うと…例えお節介だとわかっていても二人が一緒にいれる手筈を整えてあげたかった。
「吉乃も濃の事になると……相変わらず食い下がるな………。」
殿はいきなり私の腰に手を回していきなりグイッと自分の体へと引き寄せた。
「えっ………!!」
突然引き寄せられて鼻を殿の硬い胸板にぶつけ思わず顔を仰いだ私を悪戯な微笑を浮かべた。
「………まあ……それが吉乃らしくて安心したのじゃが……。」
ニマリと笑うその殿の言葉に私は面食らう。
「………私らしい……?」
「ああ‥。
そうじゃあ‥‥‥!!
濃が帰蝶と入れ替わりわしの暗殺を企んだ事を知り‥‥忍びを那古屋城へ遣わせたのも吉乃‥‥‥。
そして………濃の企てに気づき先に生駒の屋敷にきて暗殺を画策しようとした帰蝶をとめて生駒の屋敷で帰蝶を庇ったのもそなた………吉乃じゃ!!!」

