楽しい一時の談笑の末酔いつぶれた池田はそのままそこに突っ伏したまま寝てしまった。

 その近くを勢いよくサイレンを鳴らし走りさるパトカーに気づき…なんとなく身の危険を感じて…公園内の遊具用に作られたドーム型の中に身を潜め休む…。


 やがて夜があげて人が薄暗い冬の公園内を行き交う2人のおばさんの話声に起こされ…昨夜の消防隊員の一人が服を剥ぎ取った犯人は今…青い作業着で闘争しているという情報が耳に飛び込んできて…そこで自分が逃亡者になっているという事実を知った。