ヒリヒリ痛む頬を摩りながら、私は力なく返事をした。 やっぱり水沢くんて、見かけによらずドS…。 というか、鬼畜。 「まあでも…」 「へ?」 「お弁当、明日からも作ってきてよ。美味しいから」 「…………」 ご飯を食べながらそう言う水沢くんに、私はポカーンとマヌケ面。 「聞いてるの、キミ」 「え、あ、はいっ」 「ホントに聞いてた?」 「き、聞いてたよ…」