イジワルするのはキミ限定＊

首をブンブンと振りながら「無理」を連呼。



わ、私からって……！！



絶対、絶対の絶対無理……！！





「いや、なに無理とか言ってるわけ？キミに拒否権あると思ってるの？」



「…………」



私に拒否権ないのは当たり前、みたいな口調でそう言う水沢くん。



……拒否権、今ものすごくほしいです。



切実に。



「まぁ僕からしてもいいけど……」



「え？！」



水沢くんのひと言に、少なからず希望を持てた。



キスははずかしいけどっ。