イジワルするのはキミ限定*




水沢くんがニヤリと笑っているのが想像できる……!!





「ん?なんかユズコ、顔青くね?」


サーッと青ざめていく私に気付いた汪爾くんが、のぞき込むようにして見てくる。



か、顔と顔の距離が近い……!!



「な、なななんでもないよ……」



恥ずかしくなって、私は顔をそらした。



うわぁぁ……。



本当、どうしよう。



汪爾くんが転校してきてから、お昼休みが来るのがおそろしい。



授業時間、延長とかならないかな……。



そんなことを考えながら、私は【はい】と短い返事を返した。