なんて言えば……。
頭の中でグルグルと考えて、もうなにがなんだかわからなくなってきた頃……。
「みんなで野上さん囲んで、なにしてるの?」
後ろからグイッと腕を引かれ、私のとなりに見慣れた姿がやってきた。
私も、周りの女子も水沢くんの登場に驚く。
「……水沢、くん」
水沢くんは走ってきたのか、少し息が乱れていた。
「あの、昨日学校近くのファミレスで水沢くんが野上さんを連れて奥の方に行くのを、この子が見たっていうから……。もしかしたら、ふたりは付き合ってるのかな、って思って野上さんに……」
「なるほどね。でも、仮に僕と野上さんが付き合っていたとしたら……キミたちは、野上さんになにをするつもりだったの?」
「そ、それは……っ」

