イジワルするのはキミ限定*



は、い……?



「食べさせて、これ」



「は、はいぃ!?み、水沢く……なに言って……!」



「だってキミ、店員でしょ?客が望むことするのが仕事でしょ?」



「い、いや……」



それは合っているような、合っていないような。



なんとも微妙なラインだ。



「ご奉仕してよ、店員さん」



クスリと笑いながら水沢くんはもう一度言った。




私は思った。



これは食べされるまで、絶対にここから移動はさせてもらえないということを。



私は意を決してスプーンを持ち、パフェのアイスとクリームをすくった。



「は、はい。どうぞ……」