熱のせいか、熱を持っている水沢くんの手。 「う、うつってないですけど……っ」 顔がち、近いというか! 「水沢くん、ちょ、離れてっ……」 「なんで?看病してくれるんでしょ?」 離れるように水沢くんの胸を押してみたけどピクリとも動かない。 それどころか、水沢くんはクスリと余裕の笑みを私に見せてきた。 「で、でも……っ」 「……ねぇ」 「は、はいっ?」 「今日1日、どうだった?……僕がいなくて、どう思った?」