「う、うん……。だいじょうぶ?」
「別にただの風邪だよ。寝たらだいぶよくなったし、明日には学校行けるかな」
「そ、そっか……。あ!水沢くん、着替えなよ。汗かいてるみたいだし……」
はい、と水沢くんに着替えを渡すと、水沢くんは「そうだね」と言って上体を起こし、上の服を脱ぎはじめた。
「わあぁっ!ちょ、水沢くん!?」
私は叫び声を上げながら手で目を隠した。
「なに?」
「な、なに?じゃなくてっ……いきなり脱がないでくださいっ!」
いくらなんでも、私の目の前で脱ぐなんて……っ!
「そんな恥ずかしがる?脱いでるの僕なんだけど」
「そ、そうなんだけど!はっ、はやく着替えてください!」

