イジワルするのはキミ限定*



ほ、ホーム画面!?



それはいくらなんでもやりすぎ!!



「なんて、うそだけどね。さすがにホーム画面は周りに見られたらマズイからやめておいたよ」



「……あ、そ、そうなんだ」



その言葉を聞いて少しホッとする。



「今度加工してなにかに使おうかな」



だけど次の言葉で私の焦りは戻された。



「つ、使わないでください!ていうか、画面を消してください!!」



「いーや。大丈夫、安心してよ」



ニコリと笑いながら王子様スマイルを炸裂。



全然安心できません…。



むしろ不安しかない。



「……あ、そういえばいまって何時?」



だけどまた“消してください”って言ったところで消してくれるはずもない。



私は一旦その話は置いておいて、気になっていた時刻を尋ねた。



「いまは19時だよ」