イジワルするのはキミ限定*



「ここまでおもしろい反応されると病みつきになりそうなんだけど」



「で、できれば今回限りでお願いしますっ」



またあんなことされたら、私の心臓砕け散ってしまう。



切実にお断りをしたい。



「今度不意打ちでやってみよっと」



「できればやめてください…!」



そう言って反論すると、水沢くんはクスクスと笑った。



「さ、ご飯食べようか」



「は、はあ……」



なんかもう心臓が疲れきってて、ご飯食べる気力ないけど。



せっかく作ってくれたのだから、食べなくては。



「さて、と」



てっきり向かい合わせでご飯を食べるのかと思っていたら、水沢くんはなぜか私の隣に腰をおろした。