「いったーーー!」って言おうと思ったけど、言えなかった。

ていうか、そんなのすぐに吹き飛んだ。

なぜなら、落ちてきた男の子の口と私の口がくっついているから。

頭の中真っ白・・・。

なに?・・・これ?

何秒たったかわからなかったけど、ふと我に返った私は思い切りその男の子を突き飛ばした。

そしてそのまま階段を駆け上がり女子トイレへ向かった。