どんな高校かな…? どんな人たちがいるのかな…? 楽しくやっていけるかな…? 色々な気持ちが込み上げてくる。 私も、いよいよ高校生なんだ。 大人の、仲間入りなんだ。 ……実感なんて感じないけど。 私にできることを少しずつやっていこう。 私は一人で微笑み頷いた。 私は、凜茗寺檸檬。 将来は凜茗寺家を継ぐ人間なんだから。