ーガチャッ!! 「ただいま!!」 そう勢いよく開けたドアの向こう。 そこには、驚いた顔でこちらを見た霞ちゃんの姿 「は…ハル!?どうしたの!?びしょ濡れ…」 「すごい雨でさ…いやー、びっくり…」 亜子の家からひたすら走ってきた俺の体はぜえぜえと息をあげていて、雨と汗でびっしょりと濡れた全身を気にもとめず玄関へと座り込んだ。 「大丈夫?走ってきたの?」 「うん…」 そんな俺に霞ちゃんは、視線を合わせるようにしゃがんでタオルをそっとかける。