「大丈夫だよ。お互いの話もちゃんと出来たし…それに、私お姉さんのこと苦手じゃないし」

「?あれだけ言われたのに?」

「笑顔で仲良くするフリしていびるような人より、真っ向からいってくる人の方が全然いい。良くも悪くも素直な証拠だよ」

「そうかもしれないけど…」

「それに、ハルのことが大切なんだって分かったし」

「……」



カップをテーブルに置き、抱き締めるハルの方を見る。



「私は、ちょっとやそっとじゃハルのこと嫌いになれないしね」

「霞ちゃん…」