そう話す二人は、笑顔を浮かべる。



「これから沢山、恋愛話しようねっ!」

「……」





『寧ろ喜んでくれると思うけど』





「…うん…」





ハルの言葉通りだ。

私が思うより、みんなは優しくて

それを受け入れることは怖くない



それを教えてくれるのは

やっぱり、ハルの存在だ





「で?普段はどうなのよ、あの王子」

「え?」

「夜も紳士的?それとも野獣系?」

「え!?」



冷やかすように問う二人に、頬を染めた…その時



「皆で楽しそうに何の話?」

「!」



そう背後から話しかけたのは、水のピッチャーを持ったハル。