「…、」



そう見つめていると、不意にこちらを見たハルと目が合う。



「……」



するとハルはこちらににこりと笑っては小さく手をふった。



「ハルー、ちょっと裏手伝ってくれ」

「はーい」



そしてキッチンへと向かう姿に、視線をテーブルの上のコーヒーへと戻した。



「ー…でさぁ、出会ったその日にヤった相手と付き合ってるんだって」

「!」

「えぇ!本当?すごいねそれ〜」



すると、突然の碧の話にドキリと心臓が跳ねる。