小さいお姫様



「ばーか」

ボソリと呟いた『ばーか』の言葉。
それは、意味深なものだった。




ドスッ、バキッ…。



痛々しい音が、重く鳴り響く。



「姫芽ちゃんに手ぇ出してんじゃねぇよ」