小さいお姫様



それにも、耳を傾けず。
顔が曇ったままの百合ちゃんに一言。




「お前、興味無ぇ」


胸ぐらを掴む勢いで言った。



「亮。行くぞ」


その、気迫に負けたみんな。
一番、うろたえたのは満更でもなく・・・


百合ちゃんだった。



「おっ、おう!」

悠牙の後を追う亮君。


クラス中は、『なんだ~』と言う感じ。