小さいお姫様




「・・・けど。ホントの可愛いでしょ?」



両手の人差し指で、ほっぺを軽くつつくような感じでニカッと笑う姫芽は・・・



悔しいけど可愛いのであった。




「・・・・・・おう」


眩しい笑顔を向けられて、怯んだ悠牙は顔を背けた。

「・・・(可愛いすぎだろ!!!)」

そう、心で叫んでいた。