小さいお姫様



「姫芽。今日、海威と登校してきたんだって?」

姫芽が自分の席に着いた瞬間、
話しかけてきたのは。

隣の席の、金澤悠牙(カナザワユウガ)
藍色の髪にこれまた大きな瞳。





「そう、だけど…?なに?」

冷たい態度を取る姫芽。