「しおには手だしちゃ駄目よ、先輩。」
「はいはい。」

そんなこんなで皆さんが集まり、
しばらくしたら「おめでとう!」とかリビングから聞こえてきた。
私は入ることもなく、部屋で勉強。
開田さん、カッコイいなぁ…。
一人焦がれて、勉強。

「もぉ!わかんないよぉ。」
《ん?なにが分からない?》

耳元で声がして、慌てて振り返った。
「ぎゃぁ!」
《そんなに驚く?》

目の前にいたのは
「開田さん!?」
「優でいーよ♪」


紛れもなく開田さんがいた。