消え入りそうな呟きに、僕は深呼吸した。 「い、や、だ」 バケツが頭に降ってきた。僕はげろまみれになったから臭くているだけで南の健康を害しそうだからしょうがないから帰ることにする。 「もう来ないで!」 げんなりしながらドアに手をかけると、中指を立てて南が怒鳴った。 下品だなあもう。 「未来がある人になんか会いたくない」 「また来る!」 僕はナイフを突き立てるように言って、ドアを背中でしめた。