顔を上げて時計を見る。
チャイムなりそうだけど…、
今なら渡せるかな。
そう思って、立ち上がった時、
キーンコーンカーンコーン、…
運悪く、チャイムがなってしまった。
「あ、最悪。」
そうつぶやいて、席に座るあたし。
そして、机の中からあたしの
だいっきらいな数学の教科書を
とりだした。
「お前らー、席につけー!」
と同時に、黒板の方から聞こえてくる
数学教師兼、あたしたちの担任でもある
山田が入ってきた。
山田は、40代くらいの
超熱血教師。
ちなみに、独身で彼女募集
しているそうです。
いつものように、髪をワックスで
ガチガチに固めている山田は
日直に、号令を指示した。
「きりーつ、れーい。」
…、さぁ、今日もあたしの
嫌いな数学の授業が始まりました。
