過去のあたしとこんにちは。





「ただいまー」


家の玄関の扉をあけて、
あたしはそういう。



でも、返事は帰ってこない、



そりゃそうだよ。


この家には誰もいないんだもん。

ただしくはいなくなっただけど。




あたしはリビングへ向かうと、
すぐに仏壇で手を備えて、
お母さんの大好きなバラを
飾ってあげた。



「お母さん、元気かなぁ?
…また家族みんなで、一緒に
笑いあいたいよ…。」




お母さんは、あたしが
高校一年の今日に、亡くなって
しまった。



事故だった。




人生で一番最悪な、Xmasとなった。



そして、今年まで一緒に
暮らしていたお姉ちゃんも、
二ヶ月前に結婚して、うちにはいない。



お父さんは海外に出張中。





だから、あたしはいつも
ひとり。