あたしの少し前を歩くそいつは、本を読みながら歩いている。 特について行ってるわけじゃないけども、目的地が同じだから仕方ない。 そう言い聞かせる。 だって、こいつの後を歩いていたら、まるでストーカーみたいに見えるはず。 あたしはいつもより少し、遅く歩いた。 学校の目の前の通りに出ると、同じ制服をきた生徒が何人かいた。 少し遅く歩いたのもあって、あいつとの距離は離れているし、ストーカーとも思われないであろう。 こんなに人目を気にしたのは、久しぶりだった。