・・・・・・・・・・ドゴォォォォーーーーン-----------




≪神の森≫に足を踏み入れて暫く進んでいたら、物凄い轟音が耳に響いた



「なっ、何!?」



耳の鼓膜がビリビリするほどの振動に辺りを見回したが木々に囲まれていて視界が悪くてよくわからない。

走り出して向かった先は辺り一面を見渡せる崖の上


そこから見えたそれに驚愕する


≪エンシェント・ドラゴン≫
それは普段 竜騎士団が足代わりに使っている竜と比べて明らかに大きい。
古の時代から現在も生き続けている幻の竜で、その姿を見る事も奇跡に近い。
圧倒的な強さと生命力は神に最も近い存在として知られている。



---何でこんな所にエンシェント・ドラゴンがいるのっ!?



『愚かな人間の子供よ その拙い魔法陣で我を支配しようとは命知らずな事よ。
 我が炎で焼き尽くしてくれるわ!!!』



---えっ・・・人間の子供!?