「好きなように触れてみろ」
ただししっかりと触れることと命令された。
握手?つねる?こうしてみよう。
パンッといい音が響いた。先輩の手を両手で挟んでみた。
「おい!」
「はい?」
「お前、それはないだろう」
予想外の行動に驚きを通り過ぎて呆れていた。
「だめでしたか?」
「握手をするとばかり思っていた」
「はずれです」
「次は髪。間違っても引っ張るなよ」
「もちろんです」
そんなひどいことをしません。
それから次々と先輩に触れることによって、練習をした。
「じゃあ、何もしなくていい、目だけ閉じていろ」
「何で目を?」
「視界を遮断したら怖いだろう?それに慣れさせる」
目を閉じて男の人に触れることってあんまりないと思うな。そう思いながらそっと目を閉じた。
「風音」
唇に何かが触れた。うっすらと目を開けると、先輩の顔が間近にあった。
キスをされている。先輩にキスをされている!
「怖くなかったよな?」
「なんてことをするのですか!?キスなんて・・・・・・」
「これからも練習につきあってやる。よかったな?」
「よくないです。もう、この人は嫌!」
「怖がり兎にこれからもペースを合わせてやるから」
「もう、知りません!先輩の馬鹿!」
不器用に恋を進めていき、兎は狼に翻弄されながらも、ますます惹かれていく様になりました。
兎から狼にキスをするときはまだまだ先の話。
ただししっかりと触れることと命令された。
握手?つねる?こうしてみよう。
パンッといい音が響いた。先輩の手を両手で挟んでみた。
「おい!」
「はい?」
「お前、それはないだろう」
予想外の行動に驚きを通り過ぎて呆れていた。
「だめでしたか?」
「握手をするとばかり思っていた」
「はずれです」
「次は髪。間違っても引っ張るなよ」
「もちろんです」
そんなひどいことをしません。
それから次々と先輩に触れることによって、練習をした。
「じゃあ、何もしなくていい、目だけ閉じていろ」
「何で目を?」
「視界を遮断したら怖いだろう?それに慣れさせる」
目を閉じて男の人に触れることってあんまりないと思うな。そう思いながらそっと目を閉じた。
「風音」
唇に何かが触れた。うっすらと目を開けると、先輩の顔が間近にあった。
キスをされている。先輩にキスをされている!
「怖くなかったよな?」
「なんてことをするのですか!?キスなんて・・・・・・」
「これからも練習につきあってやる。よかったな?」
「よくないです。もう、この人は嫌!」
「怖がり兎にこれからもペースを合わせてやるから」
「もう、知りません!先輩の馬鹿!」
不器用に恋を進めていき、兎は狼に翻弄されながらも、ますます惹かれていく様になりました。
兎から狼にキスをするときはまだまだ先の話。

