「ねーちゃん飯どうする?」
「自分で作るから大丈夫。」
「でも…。」
「理斗は、学校でしょ。〔ゴホッゴホッ〕」
「全然大丈夫じゃないじゃん!今日は俺も学校休むから寝とけ。」
「うん…。ごめんね。」

〔はぁ。熱をだしてしまった…。熱なんてめったにならないから、結構キツイ…。しかも理斗に迷惑かけてるし〕その後私は深い眠りについていた。
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「咲希待ってよ!ごめんね。本当にごめん。」
「もう由利なんて知らない!ほっといてよ。ついてこないで。」
「待ってよ咲希!…あっ!!!咲希危ない!!」
ドンっ!!
「いたた。何するのよ、由…り。」
その時私は、何が起こっているのか分からなくなった。だって、さっきまでケンカしてた由利が:歩道に突っ込んできた車にひかれ、血まみれで、倒れているのだから。
「由利!!お願い死なないで!!死んじゃヤダ!!」
私が由利の上半身だけ起こすと、由利が、咲希の方を向いた。
「咲…希‥。」
「なに?!どうしたの?!」
「バラしちゃって‥…ごめんね…。」
「もういいから。そんな事!」
「そっか…。良かっ…た。」
由利はそういい終わると、私に一度優しく微笑んで、静かに息を引き取った。
「由利?由利お願い死なないで!!!、イヤだよ…お願い目を開けて!…由利ーーー。」