花柄の絆創膏を見て、ふっと笑うが
さすがに恥ずいから腕まくりをやめ
制服を着た。
ーー入学式がおわり
教室に戻るとき、
「やば。あの子ちょー可愛い」
「あーあのロングの背が小さい子?」
「そそそ。可愛い!やべぇ」
髪がロングの背が小さい子と男ふたりが
指さしていた子は、さっきの女だった。
たしかに、あいつ世にいう可愛いだな。
俺は、素通りしようとしていた。
「胸あんのか?」
「ちょっと見えたけど、まぁまぁだよ」
「まじで?うっわ。狙おーかな?」
「胸触りてぇ。ぜってー柔らかいって」
「あ、じゃあさ、なんかよくあんじゃん?漫画とかで。ほら、事故にみせかけて
胸触る事故」
「あーぎゃはは。あるね。
…………やる? 」
「はぁ?そんなうまくできーー……」
『ゴンッ‼︎バキィィイ‼︎』
気づけば、男の一人を殴っていた。
「な、なんだよ!あいつ!
だ、だ、誰かっ‼︎助けてください!」
ガタガタ震える男二人。

