俺様なキミに100%♡




………俺がこの学校に入学した当初


木下 萌という女に出会った。


あっちは、たいして俺のこと気にしてなかったけど、



俺は、はっきり覚えていた。


ーーーー。


「あ、肘、、怪我してる」

入学式の日の教室で初めて声をかけてくれたのは


木下だった。


俺は、自分の肘を見た。


そこからは、血が滲んでいて

腕まくりしてた俺は、いろいろと
肘の傷が目立っていたらしい。


「あたし、絆創膏持ってるから。」


ポケットから取り出した絆創膏は、

俺に似合わなすぎる花柄の絆創膏だった。

正直、俺はこの絆創膏をしていいのだろうか。


ふと疑問に思っていたが

「それ、けっこういいんですよ。
すぐ治っちゃいます!」


にこっと笑った彼女は、

とても、花が似合うという印象を受けてしまった。


こ、こんなやつ初めてだ。

俺の中学キャバキャバしたやつばっかだったからな。


そう思っていたら、木下は、
友達に呼ばれ、廊下のほうへ走って行った。