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「はぁ、はぁ、はぁ……」
前にも言いましたがあたしは、
運動おんちなため
ばてています;
「さ、佐々岡くん……」
さっきのところにきたけど
佐々岡くんの姿がどこにもない。
もう、帰っちゃったかなぁ─………。
「……っさ、佐々岡くん」
人ごみの中、彼の名前を
小さな声で呼んだ。
「佐々岡くんっ。………ふぇえん…」
なんでこんな気持ちになるんだろう。
佐々岡くんに会いたいよ。
それでごめんねって言って
また笑いあいたいの─……………。
くまちゃんストラップを握りしめた。
「佐々岡くん……………」
「何………?」

