俺様なキミに100%♡





「あのとき─…………?」




そうだ。あのとき、お手洗いしてる
間に佐々岡くんが


買ったんだ──……………。







「っ////」



うそ………。



くまちゃんストラップを見つめる。



「い、行かなきゃ……!」



佐々岡くんのところに行かなきゃ。




あたし、何怖がってたんだろう。



たしかに初めは、怖がってたよ?



だけど



だけどね



知っちゃったんだ──………。



優しさも強引さも俺様なところも



あたし、いっぱい佐々岡くんのいいところ知ってるのに……



今考えれば、カフェで女の子たちが
佐々岡くんを見て騒いでいて、もやもやしたのは、




やきもち…………かも。





さっきだってあたしを助けてくれたのに


あたしは、自分のことばかりで




ごめんなさい。佐々岡くん。






あたしは、無我夢中で走り出した。