俺様なキミに100%♡




その音と共にあたしの腕をはなされた。




「え…?」



「おい。てめぇら何?
 
俺のもんにさわんじゃねー」




「んだこいつ?!」




目の前にいたのは──……………



「さ、佐々岡………くん」




「は?!佐々岡だと?!

あのちょー有名な?!」



男の人たちは、焦りだして青ざめた顔になっていく。




「あぁ。そーだけど?

おい。何勝手に俺のもんに

てぇ出してんの?」



佐々岡くんは、鋭い目でまわりを見渡す。




あたしだってぞくってするくらい怖い顔だった。



「…………っ」



「なんでてぇ出してんだっつってんだろっ!?」



佐々岡くんは、そこらへんにあったごみ箱を蹴飛ばした。




「ひぃぃぃい!」



あたしの腕を引っ張っていた人は、

圧倒されて座り込んでいた。



ほかの人たちは、逃げていってしまった。




「なぁ。答えろよ」



「……はっ………ひ…あっ」



ガタガタと震えている男の人を



『バキィィィイ!!!?』



「きゃーーー!!!!」



まわりが悲鳴を上げる。




「あのやつ!殴ったぞっ!」




佐々岡くんが



「ひぃぃぃいい!助けてくれぇ!」



人を殴った。