夢みたいな事は、いつまでも続くはずはなかった。



「馬鹿!!!」



泣きながら怒る。



浮気。していないけれど、不安な雫。



「違うって!那久太の彼女だって…」



「もう知らない!」



雫と僕が、初めてバラバラで学校に行った日。



初めて……喧嘩した日。



何で喧嘩したんだろう。



僕は、学校で後悔した。



「雫!ごめん…。ごめんな!!」



廊下で叫ぶ。



雫は振り向く。



「もう…。良いよ…!」



渋々ってところだった。



―――――…


「ごめん、雫…。」



帰り。今日は委員会があって帰れなかった、雫と。



「んーん、大丈夫!」


そう行って、帰った雫。



次の日には、雫の笑顔を見る事は出来なかった。



…――――


「ごめんなぁ、雫。」


もう、俺は、引きずらない。



雫の為にも、しずの為にも。



でも。でもな?



晴れた空を見て、たまに、



雫の笑顔を思い出すから!