私と小林さんは店を後にして、小林さんの家の近くにある公園に来た。


ただいま、ブランコで空中散歩をしています。


「あっ、というまに夕暮れだね」


「そうだね・・・」


キィ・・・キィ・・・と錆び付いた鎖が音をたてる。


「今日の夜ご飯なんだろう。ねぇ、ちのたん」


「・・・ん?」


「ちのたん家・・・今日の夜ご飯何か知ってる?」


「・・・夜ご飯は・・・自分で作ってる・・・」