「ただいま」



玄関から聞こえる愛しい声の元へと小走りで向かう。



「おかえり・・・」



「あまり走るなよ?転んだりしたらどうするんだ?」



「へーき・・・あのね・・・試合見たよ」



そう言うと、宏は笑顔で喜んでくれた。