あぁ・・・私を引き取る小母さんかぁ・・・。


「あんたなんかがバスケをしていなければ、二人は死なずにすんだのに!!!」


その言葉は、私の中の何かを壊し始めた。


ピシピシッと私の中で何かが壊れ始める。


肩で息をしている小母さんを下から見上げる。


その瞳は、怒りに満ちた目。


「二度と・・・二度と・・・」


次の言葉を聞かなければよかった・・・。


「バスケをしないでちょうだい!!!」


私の中で、バスケの思い出が砕け散った。