「う、うそだ・・・死んだなんて・・・・」 「ちの・・・」 「だって今日の朝、いつもみたいに私の試合を見にきてくれるって・・・!!」 「・・・・ちの・・・」 声が震える。 足も。 「お父さんなんて、新しいカメラを買って『ちののこと撮ってやるって』・・・・!!!」 「ち・・・の・・・!」 私の頬が何かを伝う。 「お母さんは優勝したらまたケーキ作ってくれるって、約束したもん・・・!!!」 「ちの!!!!」