「後、すこしかぁ・・・ドキドキしてきた」 「ちのなら大丈夫だ落ち着いて深呼吸しな」 キャップに言われて、深呼吸をしているとキャップと私が監督に呼ばれた。 ミーティングかな?と思い監督のもとへ行った。 「朝比奈、落ち着いて聞きなさい」 「はい・・・」 いつもと雰囲気が違う監督。 それを察したのかキャップも黙り込む。 なんでか、まだ試合もしていないというのに嫌な汗が頬を伝った。 「朝比奈のご両親が・・・・・事故にあわれた・・・・」