「え、何で!?」


「右足をかばってる・・・だから・・・左足を痛める事になる」


「また無意識のうちにか・・・」


ぶつぶつと、呟きながら考え出す海道くん。


「なぁ、朝比奈。どうしてそんなにもすごい観察力を持ってるのに、バスケ部に入ってくれないんだ?」


由香やお母さんに言ったこと・・・。


今度こそ海道くんに話せるかな・・・。


「・・・過去が・・・ある」


私はポツリポツリと過去のことを話し始めた。