「じゃあさ、宏くんに近づかないでくれる?バスケ部でもないくせに」 「じゃあ、聞くけど・・・・真美さんは・・・バスケ部なの??」 どうやら、真美さんはバスケ部ではなかったらしく言葉に詰まっていた。 「そんなことよりも!!これ以上、宏くんに近づかないで!!!」 「なんで、あんたがそんな事いえるんだよ」 真美さんじゃない、私が聞きなれた声が後ろから聞こえた。 真美さんはガタガタ震えていた。 振り向いてみると― 「あ・・・ひ・・ろくん・・・」 海道くんがいた。