会見の翌日、松木ら(松木真理子、鈴木所長、山本教授、大学院生の河合)は大学の講義室に集まった。

これから発掘をどうする的な会議である。

松木は、その日鈴木が不機嫌であることに気づいた。

昨日の記者会見で、松木だけが目立ったことにまだ腹をたてているのだろう。

松木は、こういった女は苦手であった。

そこで、松木は発掘する場所を以下のように提案した。

案内板の
②戦犯者を埋めた墓と
④サツキ毒薬
の発掘を山本教授と鈴木所長に任せる。
案内板③にある裁判所を松木と河合院生が発掘するというものであった。


もちろん、二人だけで発掘するのではない。何十人の作業員がいるのだが、今は発掘のリーダーの話をしているのだ。

山本鈴木ペア 松木河合ペア 案は、鈴木も受け入れた。

松木は鈴木が苦手であるし、山本を選べば、鈴木が嫉妬すると思った為、消去法的に河合院生を選んだのである。