五十人の山賊が正面から堂々と攻めていっても、三万の邪馬台国軍に秒殺されてしまいます。ポストとクロスバの首どころではありません。

そこで、サツキは敵に見つかりにくい深夜に攻める作戦をたてました。


「でも、お頭……。敵陣まで約二十キロあるじゃないですか? 夜に出発したら、敵陣に着くのが朝で、敵にバレバレですよ?」
山賊の一人がつっこむ。
(´・ω・`)


「そうだ。だから、明るくなるまでに敵陣に着くよう走っていくぞ!」
サツキは無謀なことを言った。

「ちょ、お頭。二十キロ走った後、敵将の首を狙うなんて無理でやんすよ……」

「この水を飲めば大丈夫だ」
そう言うと、サツキは水の入ったペットボトルを部下に渡した。

「ちょ、俺、ミラじゃねーし……」


とにもかくにも、サツキを頭とする山賊達は邪馬台国軍に夜襲を仕掛けることにしたのです。