「ふむう。ナシャシャソ将軍がユリア国に残した家族は邪馬台国に丁重に送り届けられたらしいな。それを恩に感じて、ワザと負けたのだな？」
多くの兵士の前で、オサルがナシャシャソを問い詰める。

「大都督！ 信じてください！ それがしは邪馬台国を裏切っていません！」
ナシャシャソが叫ぶ。

「いいや。お前は先王卑弥呼様を超絶愛していた。その卑弥呼様を殺した現王イヨ様を恨んでいるに違いない。よって、貴様はワザと負けたのだ。死刑だ！ だいたいお前、名前言いにくいねん！」
オサルはナシャシャソに死刑を言い渡した。


「ちょ、おまっ、」
と言った瞬間、オウンが槍でナシャシャソを突き刺しました
→死亡

これにより、女王イヨの密命が果たされたのです。


「オウンよ、そちは邪馬台国に戻り、女王にナシャシャソ殺害が成功したことをお伝えせよ。それから……」

「それから？」

「邪馬台国にいるナシャシャソの一族も皆殺しにしておけ」