「卑弥呼さん、好きです。僕と付き合ってください」
ナシャシャソはいきなり告った。


「……。私もあなたが好き。でも、あなたはユリア国の兵士。私は邪馬台国の女王。叶わぬ恋なのです」

「いいえ。僕はあなたと付き合うことができるなら、ユリア国を捨てます」


こうして、ナシャシャソはユリア国を捨て、邪馬台国に帰化したのです。

その後、二人は超絶愛し合いました。

ある日、ナシャシャソは卑弥呼に夢を訊ねました。

「夢? 私の夢は邪馬台国が世界を統一すること。そして、戦争のない平和な世界にするの」

「素敵やん」

「し、紳助? 私は本当に邪馬台国が好きなの。ねぇ、もし私が先に死んでも、ずっと邪馬台国にいてね。約束して」


「わかった。約束する」