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部屋に入った俺は真っ直ぐフローラに近付いて行く


それに気がついたのか、立ち上がったフローラと目が合って・・・思考が停止した



「・・・っ」



フローラの前で立ち止まって動かない俺



「王子~?どうかし・・・」



俺の後ろからパールと共に歩いて来たヴァイスもフローラを見て目を見開いている



「ロック?」



「・・・・」



何も喋らない俺を不思議そうに見て



「あ・・・やっぱり私には似合わないね・・・」



俺の態度を勘違いしたフローラは視線を下げてしまった




「ちっ、違う!!」




「えっ・・・?」




「違いますわ フローラ様。お兄様もヴァイスもフローラ様がとてもお綺麗だから驚いているんですわ」



言葉が出てこない俺の代わりにパールが助けを出した