君の瞳に囚われて(加筆・修正しながら更新中)



前を行く王子の背中を見ていると、一抹の不安が過ぎる。


魔法を使い続けるって事は、肉体的にも精神的にもかなりの負担が掛かるわけで。

姫さんを探し出すだけで、これだけの魔力を使ってたら、助け出す前に力を使い果たしちまうんじゃないか?


「多分、それも兄さんの想定内なんじゃない?
フローラちゃんを助けるには居場所を特定する事は必要不可欠だけど、それで力をい使い果たしちゃったら、助け出すどころか殺られるなんて事は兄さんだってわかり切ってるでしょ」


「そうかもしれねぇけど、王子は病み上がりだぞ?
普通の状態で魔法を使っても体にかなりの負担が掛かるのに、相手はあの闇の術者だ。
ちょっとした油断が命取りになる」


俺の言葉を聞いたニコルが王子に視線を移すと


「そうだね・・・でも、兄さんの力は俺達とは違う気がするから」


そう言って苦笑いをする。


「力が違う・・・?」